<西気東輸>2012年から香港にガス供給へ―中国

Record China    2009年2月7日(土) 7時16分

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6日、中国の大型国家プロジェクトの一つ、西気東輸(西部のガスを東部に送る)プロジェクトの2本目ライン東区間(寧夏回族自治区−広州、香港間)の建設が2011年に完成する見通しとなった。写真は西気東輸の江蘇省での工事。

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2009年2月6日、6日付香港・経済通によると、中国の大型国家プロジェクトの一つ、西気東輸(西部のガスを東部に送る)プロジェクトの2本目ライン東区間(寧夏回族自治区−広州、香港間)の建設が2011年に完成する見通しとなった。翌2012年には香港への天然ガス供給が始まるとみられる。建設を手がける中国石油天然気(ペトロチャイナ)の関係者が明らかにした。

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香港への天然ガス供給量は年間10億立方メートルとなり、主に香港電力大手の中電控股有限公司(CLP)に供給される見通し。発電用石炭の価格上昇などコスト高に苦しむ香港電力会社にとっては、発電原料を天然ガスに移行することでコストの削減が見込まれ、電力価格の値上げ圧力の緩和も期待される。

「西気東輸」第1期はタリム盆地、四川盆地、オルドス盆地、ツァイダム盆地の中国西部で生産された天然ガスを中国東部沿岸地域に輸送するもので、04年から操業を開始。同パイプラインの総延長は操業開始時の1483キロメートルから、その後増設を重ねて、6722キロメートルにまで拡大している。

第2期となる建設は08年11月に開かれた国務院常務会議で承認された。第2期のパイプラインはトルクメニスタン・アムール河流域のガス田を基点にウズベキスタン、カザフスタンを経由して、中国新疆ウイグル自治区コルガス(霍爾果斯)の受け入れ施設に接続。その後は新疆から寧夏回族自治区の中衛を経由して、中国の東部や南部など13省・自治区・直轄市に供給される。寧夏回族自治区から広州、香港を結ぶ支線もそのうちの一つ。第2期の年間輸送能力は300億立方メートルとなり、第1期から倍増する。(翻訳・編集/KS)

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