Record China 2009年1月29日(木) 8時6分
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26日、旧正月を迎えた北京市郊外の石景山遊楽園では、丑年を記念して牛の丸焼きを来場客に振舞った。この遊園地、かつて「ディズニーのパクり」として世界的に有名になったテーマパークなのである。写真はその後改正された正真正銘の「オリジナル・キャラクター」。
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26日、旧正月を迎えた北京市郊外の石景山遊楽園では、丑年の到来を記念して牛の丸焼きを来場客に振舞うと伝えられた。この遊園地、3年ほど前に「ディズニーのパクり」として世界的に有名になったテーマパークなのである。騒動当時の動向を振り返ってみよう。
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石景山遊楽園は北京市内第2の規模のれっきとした公営遊園地。86年創業で、35万平米の敷地に中国式庭園と西欧風城砦建築を折衷した世界を展開、公式HPによると、「冒険世界」「幻想世界」などのテーマを配した各エリアに、総計100を超えるアトラクションを設置しており、国家「AAA」級観光地にも選出されている。ちなみに、企業スローガンには「求実(実を求める)」「創新(クリエイティビティ)」などを掲げているようだ。
しかし07年5月、日本メディアが「ディズニーのコピー」との趣旨でこの遊園地を報道。同園は「ディズニーは遠すぎる!石景山遊楽園にいらっしゃい!!」とのキャッチを掲げ、園内にはディズニーのキャラクターや、ドラえもん、ハローキティなど日本のキャラクターを模したと思われる着ぐるみが闊歩していた。日本メディアの取材に園側は「これらはグリム童話を題材に、独自に考案したキャラクター」と主張するも、各国から批判が続出したため、その後は中国的な動物をモチーフとした新キャラを登場させ、園内に散在していた「パクりキャラ」のモニュメントなど撤去した。しかしこれはあくまでも、国外報道の内容とは関係なく「出し物の変更に伴うもの」と、園側は主張している。
一方、不快感を隠さなかったのが米ウォルト・ディズニー社で、「同園が自社の著作権を侵害した疑いがある」との立場をとった。これを受けて07年5月10日、北京市版権局は園に対し、是正命令を出したことが明らかとなった。同園はこれをもって、ディズニーキャラクターの使用を停止。一説によると、その後「パクり」の対象は矛先を変え、「とっとこハム太郎(に、“偶然にも似てしまった”キャラクター)」など日本風キャラクターが新たに登場したとも言われる。
ところが海外の視線はなんのその、国内での人気は上々の模様で、国内紙・法制晩報によると、今月26日の旧正月初日には3時間で2万人の入場客数を記録。同園創業22年にして、連休期間中の入場者数の記録を更新したという。ちなみに、旧正月3が日でのべ5万人の入場を数えたそうである。(翻訳・編集/愛玉)
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