2009年1月14日、中国新聞網によると、移民申請の審査が厳しくなったことに加え、金融危機の影響から、現地に長年滞在する中国系住民が祖国である中国へ相次いで帰国していると、アイルランドの地元紙が報じた。

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渡航したものの、不況や祖国への郷愁などから中国へ帰国する人が増えている。多くは経済成長を続ける祖国のほうが、より安定した生活が望めると期待しているのだという。中国系住民が大挙してアイルランドを離れていることで、現地ではアパートなどの住宅が大量に余り始めていると、記事で指摘されている。

また中国人留学生の間でも、就職難などから卒業後は現地にとどまらず、中国へ帰国する者が増えている。留学生の中には、言葉の壁だけではなく、授業の質が思っていたよりも高くなく、中国国内と差がないとして帰国を選ぶケースもあるという。（翻訳・編集/岡田）