<中台>台湾と北京の故宮博物院、初の相互訪問へ―英メディア

Record China    2009年1月14日(水) 18時52分

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12日、台北と北京の故宮博物院の両院長が初めて相互訪問することが分かった。写真は北京の故宮博物院。

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2009年1月12日、英BBCサイト中国語版は台湾台北市にある国立故宮博物院の院長が今年2月に北京の故宮博物院を訪問、翌3月には北京の故宮博物院院長が台湾を訪問すると伝えた。両博物院の学術交流はすでに十数年続いているが、単独ではなく双方が交互に行う正式訪問は中台60年間の歴史の中で初めてとなる。

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両博物院院長の相互訪問は、今年10月に台北市で開催される「雍正大展」に北京故宮が所蔵する展示品の貸し出しについて話し合うことが目的。台北故宮公共事務室は貸し出しを希望する文物について、雍正帝(清朝第5代皇帝:在位1722年〜1735年)とその后や妃たちの肖像画などを挙げている。

このような所蔵文物の貸し出しは、「北京から台湾への展示品の貸し出しはあっても、その逆はない」と台北故宮事務室。その理由について「北京故宮の文物が台湾に来た場合、当局や個人が所有権を主張しても裁判所が文物を差し押さえることはないが、台北故宮の文物が北京に行った場合、国家や個人がその所有権を主張すれば、裁判所がこれを差し押さえることができるからだ」と説明している。(翻訳・編集/本郷)

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