<汚染粉ミルク>被害乳児は累計29万6000人に―中国

Record China    2009年1月13日(火) 9時34分

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12日、中国衛生部は、「三鹿集団」汚染粉ミルク問題で被害を受けた乳児が08年12月末までに延べ29万6000人に上ったと発表した。写真は08年11月、甘粛省蘭州市で行われた汚染粉ミルクの処分作業。

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2009年1月12日、中国網によると、中国衛生部は同日定例記者会見を開き、08年に国内で起こった衛生関係の10大事件を発表。非食用物質の使用や添加物の乱用など食の安全に関する問題が全国に及ぼした衝撃とその後の状況、対策についても紹介した。

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中国衛生部の毛群安(マオ・チュンアン)報道官によると、08年12月末までにスクリーニング検査を無料で受けた人は延べ2240万1000人に上る。そのうち汚染粉ミルクを飲み健康に異常をきたした乳児は、全国で約29万6000人との報告があがっており、さらに入院し治療を受けている乳児は5万2898人、すでに回復し退院した乳児は5万2582人を数える。

毛報道官は「三鹿集団」の汚染粉ミルク問題に対する同部門の一連の対応について、事件発生後、政府はただちに「食の安全」を解決最優先事項として対応、衛生部は特別チームを編成し、乳児へ無料のスクリーニング検査を行い、被害が確認された乳児の治療にあたるなど、全面的な対策を行ったと語った。また、事故原因の徹底追及と、乳製品に対する観察検査システムの強化、品質の向上に向け全力をあげているとした。(翻訳・編集/MY)

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