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9日、08年度中国国内の書籍総売り上げ高が、ここ10年来最低の前年比4.4%の伸びに留まったことが分かった。これまで2ケタの伸び率を誇っていた市場が一気に冷めた。写真は08年12月北京で開かれた図書マーケット。
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2009年1月9日、北京青年報によると、08年度中国国内の書籍売上高の伸び率が、ここ10年来最低の、前年比4.4%にとどまったことが分かった。これまで2ケタの伸び率を維持していただけに、業界では驚きの声も少なくない。
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同市場は、08年10月から3か月連続でマイナス成長が続いており、第4四半期の伸び率はマイナス2.48%となっている。なんとか盛り上げてオリンピック効果に期待したが、そこに待ち受けていたのは経済危機だった。4.4%は業界を意気消沈させるのに十分な数字だ。
マーケットリサーチ機関「開巻図書研究部」の楊偉(ヤン・ウェイ)氏の分析によると、不振の理由は3つあるという。第1に、08年度はヒットした新作が少なかった。07年11月には「ハリー・ポッター第7巻」の出版によって、売上15万冊(伸び率18%)を数えたのに比べ、08年同月は最も売れた本でさえ2万冊に届かない。同氏は、第2に書籍の販売価格が上がり続けていること、第3に1冊当たりの売上効果が低すぎることを挙げている。(翻訳・編集/津野尾)
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