<中華経済>12月=PPI、6年ぶりのマイナス予想相次ぐ―中国

Record China    2009年1月8日(木) 15時24分

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7日、中国最大の投資銀行である中国国際金融公司(CICC)は、生産者物価指数(PPI)が08年12月は6年ぶりのマイナス成長となるとする予想リポートを発表した。

2009年1月8日、8日付毎日経済新聞によると、中国最大の投資銀行である中国国際金融公司(CICC)は7日、生産者物価指数(PPI)が08年12月は6年ぶりのマイナス成長となるとする予想リポートを発表した。原燃料費が下落基調にある上に、需要低迷を背景とした企業の生産過剰が追い打ちとなり、前年同月比1−1.4%低下するとみている。

興業銀行の首席エコノミストである魯政委氏もほぼ同様の見解。生産過剰による在庫増が響き、PPIは0.3−0.5%のマイナスの伸びとなると予想した。12月の工業生産高の伸びも4.4%にとどまるとしている。

物価の先行指標といわれるPPIの低下が予想される中で、国内では中国人民銀行(中央銀行)の追加利下げ観測が以前からある。中銀国際は7日発表したリポートで、「政府のインフラ投資拡大などによる積極財政は固定資産投資を促進させる作用を持つものの、現時点での経済刺激効果は予想を下回っている」と指摘。その上で、「即効性の効果をにらみ、人民銀が過去に例をみない速さで利下げを行う可能性がある」と報告した。

人民銀は6年7カ月ぶりに金融緩和に転じた08年9月以降、12月までに5回利下げを行っている。(翻訳・編集/HI)

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