Record China 2009年1月3日(土) 0時30分
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1日、河北省邯鄲市叢台公園で飼育されているジャイアントパンダが女性観光客を襲い、けがを負わせるという事件が発生した。女性の命に別条はないという。写真は女性を襲ったパンダ「陽光」。
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2009年1月1日、温州網によると、河北省邯鄲市叢台公園で飼育されているジャイアントパンダが女性観光客を襲い、けがを負わせる事件が発生した。女性は命に別条はないという。
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事件発生は、先月30日午前10時10分ごろ。同公園を訪れた会社員の女性が、パンダの管理区域に入り込み、檻に近づいた。鉄格子を隔てて記念写真を撮り、エサを与えるなどした後、パンダの頭に触れようとしたところ、突然腕にかみつかれた。
穏和なパンダが野生の本能をみせた出来事に、周囲は一時呆然。数十秒後、我に返った観光客らが大声で威嚇し、追い払おうとしたが、パンダは女性にかみついたまま離そうとはしなかった。観光客の通報で同公園の保安員が駆け付ける前に、パンダが女性のダウンジャケットの袖を下方向に引っ張ったことで、運よく女性は逃げ出すことができた。全過程で数分間の出来事だった。なお女性は救急車で搬送されたが、処置の経過は良好で、すでに退院したという。
檻に近づいた理由について、女性は「ただ至近距離でパンダに触れたかった」と述べている。襲いかかったのは、現在6歳のオスパンダ「陽光(ヤングアン)」。1990年に北京で開催された「第11回アジア競技大会」のマスコット「パンパン([目分][目分])」の子孫で、昨年11月に四川省から同公園に新居を移したばかりという。
同園の関係者は「パンダは通常、むやみに人を攻撃することはないが、情緒が不安定になったり、外部から刺激を受けた場合、攻撃的な行動をとることもある」としながら、今回の事件について「陽光は引っ越してきたばかりで、環境に順応しようとしている段階。これも原因の一つでは」と分析している。(翻訳・編集/SN)
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