2009年1月1日、中国共産党機関紙・人民日報のウェブサイト版「人民網」は、パキスタンが26日、アフガニスタン国境地帯に配備していた2万人を超える部隊を東側のインド国境地帯に移動させた際、「中国の軍用車が手助けした」とインドメディアが事実無根の報道をしたと報じた。

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インドとパキスタンは、11月末にインドのムンバイで発生した同時テロ以降、緊迫した関係が続いていた。記事によると、インドのテレビ放送「SAHARA SAMAY」英語版サイトは25日、「パキスタンから中国に続く道路で、中国の軍用車がたくさん走っていた。パキスタン軍の部隊移動を手助けしていた証拠だ」と報道。これに対し記事は、「中国の軍用車がどこから来たのか具体的に書かれていない」「パキスタン軍は中国製のトラックを大量に所有している。部隊の移動に『中国の軍用車』が動員されても不思議ではない」と反論した。

また、パキスタンのクレシ外相は12月26日、中国の楊潔●（＝竹かんむりに褫のつくり）外相と電話会談を行い、「インドは冷静で責任ある態度を維持しなければならない」と強調した。楊外相はこの時、「インド・パキスタン両国を含む国際社会と協力して、東南アジアの平和を維持したい」と述べたという。（翻訳・編集/NN）