明代の「万里の長城」、22%がすでに消失―内モンゴル自治区

Record China    2009年1月2日(金) 11時10分

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08年12月31日、内モンゴル自治区内にある明代に作られた万里の長城のうち、全体の22%にあたる157.515kmがすでに消失していることが分かった。写真が同長城。

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2008年12月31日、内モンゴル自治区測絵(測量・製図)事業局などの調査によると、同自治区内にある明代(1368〜1644年)に作られた万里の長城のうち、全体の約22%にあたる157.515kmがすでに消失していることが分かった。新華社通信(電子版)が伝えた。

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同自治区内の万里の長城は、12都市(盟を含む)・70県以上に跨っており、秦代(紀元前221〜紀元前206年)に作られたものから明代のものまで併せると、全長約1万5000kmに及ぶ。

このうち明代に作られたものは全長712.603kmで、このほど「内モンゴル自治区文物考古研究所2008年度考古学フォーラム」で発表されたデータによると、「壁」が実在している部分は555.088kmに過ぎず、全体の約22%にあたる157.515kmがすでに消失していることが分かった。

消失の原因として、関係者は「長時間を経過したことによる自然要因に加え、人為的な要因も大きい」と分析している。(翻訳・編集/HA)

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