<汚染粉ミルク>被害者に賠償金11億元支払いへ、遺族へは20万元か―中国

Record China    2008年12月31日(水) 15時38分

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12月30日、汚染粉ミルクを飲んだ乳幼児が腎臓結石になった事件に関し、関連企業22社が被害者へ支払う賠償金の合計金額が11億元になる見込みであることが分かった。写真は三鹿集団製の粉ミルク。

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2008年12月30日、中国日報によると、汚染粉ミルクを飲んだ乳幼児が腎臓結石になった事件に関し、関連企業22社が被害者に支払う賠償金の合計金額が11億元(約145億円)になる見込みであることが分かった。家族からはなお少ないという抗議が出ているという。

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「三鹿集団」(河北省石家荘市)を中心とする22社は2億元を共同出資し、医療賠償基金を設立。中国乳製品工業協会から中国人寿保険が委託を受けて管理運営する。同基金は2009年1月から運営が開始されるが、中国衛生部など関連機関の証明を受けた「汚染粉ミルク被害による疾病の患者」が18歳になるまで医療費を支払う。

政府の基準によると、結石で死亡した乳児の遺族に対しては20万元(約264万円)が支払われ、重症患者には3万元(約40万円)、一般患者には2000元(約2万6000円)が支払われる見込み。しかし、基準が確定したわけではなく、支払方法なども未定だ。政府の補償と企業の賠償がどのように行われるかも確定していない。

さらに問題は被害者数が30万人近いということ。賠償金額として計11億元が提示されているが、家族は「低すぎる」と反発。弁護士を立てた法廷での争いはなお継続すると見られている。(翻訳・編集/小坂)

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