<続報>17人死亡のガス漏出事故=高炉の異常を知りながら操業―河北省唐山市

Record China    2008年12月30日(火) 8時22分

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24日、河北省の港陸鋼鉄有限公司でガス漏出事故が発生、17人が死亡、27人が負傷した。29日、国家安全生産監督管理総局は事故原因の調査結果を発表、関係者の責任を追及することを明言した。写真は事故を起こした港陸鋼鉄有限公司。

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2008年12月24日、河北省唐山市遵化市の港陸鋼鉄有限公司でガス漏出事故が発生、17人が死亡、27人が負傷した。29日、国家安全生産監督管理総局は事故原因の調査結果を発表、関係者の責任を追及する。29日、中国新聞社が伝えた。

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調査の結果、事故発生前に作業を担当した4回のシフトで、作業日誌に高炉の異常が記載されていた。炉の上部で温度変化が激しく(最高610度、最低109度)、54〜68キロパスカルと強い圧力が計測されていたという。24日未明のシフトでは原料の軽微な崩落も観測されている。24日朝9時ごろ、炉内で大規模な原料の崩落が発生した。冬の寒さのため原料には氷雪が含まれており、炉内の高温のガスに触れた後、化学反応により爆発を起こした。その圧力が逆流し、重力式除塵機を破壊、ガス漏出事故が発生したというもの。

国家安全生産監督管理総局は技術の後れ、設備の古さが事故原因になったとともに、ガス警報設備を設置していなかったことが事故の発見を遅らせ被害を拡大させたと認定、関係者の責任を問う方針を明らかにしている。(翻訳・編集/KT)

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