Record China 2008年12月30日(火) 7時2分
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29日、中国海軍艦艇のソマリア沖派遣で、海外メディアは一斉に「中国は再び海洋大国となった」と報じたが、中国ネットユーザーの85%は自国を「海洋大国とは思っていない」ことが分かった。写真は26日、ソマリア沖に向け出航した中国艦隊。
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2008年12月29日、中国海軍艦艇のソマリア沖派遣で、海外メディアは一斉に「中国は再び海洋大国となった」と報じたが、中国ネットユーザーの85%は自国を「海洋大国とは思っていない」ことが分かった。環球時報が伝えた。
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中国海軍のミサイル駆逐艦「武漢号」「海口号」と総合補給艦「微山湖号」は26日、海賊被害から中国船などを護衛するため海南省三亜からソマリア沖に向け出航。海外メディアはこれを「中国が『外洋海軍(ブルーウォーターネイビー)』に向けて踏み出した決定的な第1歩となった」「中国は再び海洋大国の仲間入りを果たした」などと大々的に報じた。
だが、環球時報が25日からウェブサイトで行い、1万人が回答した「中国は海洋大国だと思いますか?」というアンケートでは、29日午前10時現在、「そう思う」と答えたのはわずか15%、逆に「そうは思わない」が85%を占めた。ネットユーザーの言葉を拾ってみても、「中国が真の海洋大国になるには、長い道のりが必要」「中国海軍を世界最先端と呼ぶにはまだ早い。決して過大評価しないように」など冷静に分析したコメントが目立つ。
中国国防大学の李大光(リー・ダーグワン)博士は、「中国海軍は49年の建国をきっかけに発展を始めたばかり。艦艇を遠洋に派遣できるようになったとは言え、先進国との差はまだ大きい」と指摘した上で、「今回の出航はあくまでも護衛。それ以上の目的はない」と強調した。(翻訳・編集/NN)
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