<四川大地震>逃げ足先生の教職復帰が一転、無期延期に―中国

Record China    2008年12月29日(月) 18時8分

拡大

28日、四川大地震で生徒を見捨て真っ先に逃げ出した「逃げ足の範」こと範美忠さんの再就職先として注目を集めていた北京の私立学校が、範さんの教職復帰時期を「無期延期」にすると発表した。写真は6月、北京でテレビ番組に出演した時の範さん。

(1 / 10 枚)

2008年12月28日、四川大地震で生徒を見捨て真っ先に逃げ出した「逃げ足の範」こと範美忠(ファン・メイジョン)さんの再就職先として注目を集めていた北京の私立学校が、範さんの教職復帰時期を「無期延期」にすると発表した。北京晩報が伝えた。

その他の写真

範さんは四川大地震で生徒を見捨て真っ先に教室から逃げ出した後、ブログで「娘と母親以外、命がけで助けるなんてあり得ない」などと発言。これが中国全土の批判の的となり、中国当局が「教師は生徒を置いて逃げてはならない」などの項目を盛り込んだ「教師モラル条例」を公布するきっかけにもなった。

範さんを採用したのは北京の私立学校、開華教育学校。豊富な経験と北京大卒という学歴が決め手となり厚待遇で迎えられた。ブログの発言についても「反省の表れ」と好意的だ。だが、これを知った世間や保護者は大激怒。これを受け、学校側は範さんが教壇に立つ時期を「無期延期」にすると決定し、範さんに謝罪した。範さんとの雇用契約は「解除しない」という。

当の「逃げ足先生」は、まだ四川省に滞在中。北京晩報が28日午前、電話取材を行ったが、「無期延期」の件は知らなかった。範さんは、「私は世論を気にしない。間違ったことを言ったとも思わないし、後悔もしていない」とコメント。学校側が契約を解除しない限り、自分から辞めることはないと話した。(翻訳・編集/NN)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携