<たばこ枠組み条約>市民団体が履行徹底求める―中国

Record China    2008年12月27日(土) 16時49分

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25日、中国の市民団体が、03年に中国政府が締約した「たばこ規制枠組みの条約」履行の徹底や、たばこのパッケージの警告表示を強化することを求めている。写真は北京のたばこ販売店。

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2008年12月25日、中新社によると、中国の市民団体が、健康被害や青少年の喫煙を減らすことを目的とした国際条約「たばこ規制枠組み条約」履行の徹底や、たばこのパッケージの警告表示を強化することを求めている。

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警告表示の強化を求めているのは、公衆衛生の専門家やメディア関係者を中心に組織された「超鉄中心」という市民団体。代表者の李暁亮(リー・シアオリアン)氏によれば、中国政府は03年「たばこ規制枠組みの条約」に締約、06年から正式に実施が始まっており、09年1月1日までには、たばこの全パッケージに警告マークを表示しなければならない。その期限まで残り数日となった現在、市販されているたばこには警告マークはない。警告メッセージも「喫煙は健康に有害です」とする従来の文言に、「禁煙は健康に有益です」という一言が加わっただけ。一部では旧来のパッケージがそのまま使われているケースもあるのだという。

同条約は、世界保健機関(WHO)がたばこによる健康被害を減少させることを目的とした、公衆衛生分野では初の国際条約。03年にWHO第56回総会において全体一致で採択され、05年2月から発効している。締約国はたばこ消費削減のため、広告や販売への規制を行わなくてはならない。「超鉄中心」は中国における同条約の積極的な履行を推進する活動を行っている。(翻訳・編集/岡田)

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