Record China 2008年12月26日(金) 12時18分
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2008年12月、北京五輪、ワールドカップ予選と惨敗を繰り返した08年は中国サッカー界にとって最悪の一年となった。しかし、希望をつなぐべき少年世代にも深刻な腐敗があるという。写真は秦皇島市のサッカー学校。
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2008年12月、北京五輪というビッグイベントを迎え、中国サッカー界にとって2008年は希望の年となるはずだった。しかし開催国でありながら1勝もできず惨敗、ワールドカップ予選も最終予選にすら進めない惨憺たるありさまとなった。12月にはオマーン、イランに連敗、「史上最弱チーム」とまで呼ばれる状況となった。若い力による再生が望まれるところだが、11月13日付の網易の報道は中国サッカーの危機は少年世代をも蝕んでいることを伝えている。
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94年に中国でプロサッカーリーグが発足して以来、一時は各地でサッカー専門学校が林立するなど大ブームとなったが、今ではそのほとんどが消滅、競技人口は中国全体でわずか1万3500人程度にまで縮小しているという。
この危機をもたらしたのは底辺の腐敗。多くのサッカー学校は安からぬ学費をとっており、10歳から18歳まで学校に所属すればその費用は30万元(約397万円)にも達する。もちろんプロは狭き門でこの高額な投資を回収できる見込みは限りなく少ない。さらにサッカー学校は卒業生の評価を上げようと年齢をごまかすケースも多い。
こうして実際よりも1、2年若い世代としてプレーした選手は成人後に凡庸な選手で終わることが多い。こうした腐敗が知れわたるにつれサッカーを志す子どもたちが減っているのが現状だ。あるサッカー協会関係者は「このままでは何十年かかっても中国サッカーが成功する見込みはない」と悲鳴をあげていた。(翻訳・編集/KT)
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