2008年12月21日、四川新聞網はアダルト専門検索サイト・百度色情について報じた。中国検索サイト最大手・百度（パイドゥ）の名前とデザインを使用しているが、両者には全く関係がないという。

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21日、百度色情の存在を知ったネットユーザーが国家インターネット不良情報通報センターに連絡、すでに関係機関が調査にあたっているという。同サイトはアダルト専門検索サイトを名乗っており、有名人の名前はもちろんのこと、「証券」「金融危機」といった検索ワードでも関連するアダルト小説、アダルト映像を検索するという。

同サイトの運営者は今年9月にインターネット掲示板で、百度型の検索エンジン構築プログラムを販売すると書き込んでいた。12月18日の書き込みでは運営する百度色情のユニークユーザー数が一日2000前後に達したことを明かし、プログラム単体での販売ならば1200元（約1万5900円）、サイト込みでの価格ならば3800元（約5万400円）で譲渡すると書き込んでいる。なお24日朝現在、百度色情は閉鎖されている。トップページには「百度をコピーした本サイトがトップニュースとなったため、閉鎖します。移転先を知りたい方は以下に連絡を」との文章があり、電話番号とメッセンジャーソフトのアドレスが記載されている。

大手検索サイト・百度は百度色情と同社は無関係であることを発表、工業・情報化部に調査を依頼する方針を明かした。ある弁護士によれば、百度のデザインをコピーした民事責任、アダルトサイトを運営した刑事責任が問われる可能性が高いという。（翻訳・編集/KT）