出土した大型棺、底板に「北斗七星」の図案―広西チワン族自治区

Record China    2008年12月24日(水) 18時0分

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22日、広西チワン族自治区で10月下旬に出土した明代から清代のものと見られる大型棺の中から、北斗七星が描かれた底板が発見された。

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2008年12月22日、広西チワン族自治区防城港市上思県で10月下旬に出土した、明代(1368―1644年)から清代(1644―1912年)のものと思われる「三合土」製の大型棺が、21日に専門家の手によって慎重に開けられ、中にあった黒い内棺の蓋がはずされた。「広西新聞網」と「南国早報」が伝えた。

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上思県文物管理所に保管されていた「三合土(米・砂・石灰石を練り合わせたもの)」製大型棺には黒い内棺が収められていた。その内蓋は密封されておらず、専門家らは慎重に蓋をずらした。棺の中には黒く変色した人骨がわずかに散らばっているだけで、人体組織の一部分と見られるようなものは存在しなかった。頭蓋骨には白髪と眉毛が残されており、頭髪はかんざしによって後頭部でまとめられていた。遺体上部には網状の麻布がかけられており、鑑定の結果、埋葬されていたのは年配の女性であると推測された。

棺内には黄金色の模様が織り込まれた絹製の服がほぼ完全な状態で残されていた。驚いたことに黒色棺の底板には北斗七星の配列で2cmほどの穴が開けられており、穴と穴は彫られた線で繋がっていた。

発掘現場の「三合土」の中からスイス時計が見つかった件について、同文物管理所の王善初(ワン・シャンチュー)所長は「発掘現場一帯は10年ほど前には果樹園だったため、関係者が不注意で落とした時計がその後の農作業中に地中に埋められてしまったのではないか」と説明している。(翻訳・編集/本郷)

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