2008年12月22日、人民日報によると、中国の最高学術機関である中国社会科学院が先ごろ発表した2009年「社会青書」から、中国では2億人以上がニュースなどの情報を主にネット上で得ていることがわかった。

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2008年は中国のインターネットが急速に成長、普及した1年となり、6月30日までに中国のネット利用者数は2億5300万人に達し、世界最多となった。当初、インターネットの利用は娯楽や交流がメインだったが、08年には重要な情報入手源として利用者の増加が加速。08年上半期でネットニュースの利用者は5164万人増え、2億600万人にまで増えており、国内3大ニュースサイトの「人民網」、「新華網」、「中央電視台」と、4大ポータルサイトの「新浪」、「捜狐」、「網易」、「騰訊」では、ニュースの更新数は2万件以上にのぼり、1日平均20億アクセスを超えるという。

調査によれば、中国のネット利用者は30歳以下の年齢層が中心で、全体の68．6％を占めており、この年齢層はとくに、ネットから情報を入手するばかりでなく、自らの意見をネット上で公開する傾向が高くなっている。また、一部の政府機関でも、ネット上での情報の拡散やネット利用者の意見を重視する動きが顕著になっているという。（翻訳・編集/岡田）