「台湾総統の要求ほぼ受け入れ」、中国側の前向き姿勢を解説―香港メディア

Record China    2008年12月22日(月) 11時24分

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21日、台湾の馬英九総統の要求に中国側がほぼ2つ返事で応えている中台関係の現状について、香港メディアは「非常に珍しい現象だ」と解説している。写真は19日、天津港に到着した中台間直行海運便第1号の「立敏号」。

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2008年12月21日、香港の中国評論通迅社は、台湾の馬英九(マー・インジウ)総統の要求に中国側がほぼ2つ返事で応えている現状について「非常に珍しい現象だ」と指摘、その背景を分析した。

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20日に開幕した中国共産党と台湾の国民党による「両岸経済貿易文化フォーラム」では、中国共産党ナンバー4の賈慶林(ジア・チンリン)政治局常務委員が開会の挨拶で、馬総統が提唱する「総合経済協力協定」に対し「真剣に検討したい。両岸(中台)が共同で努力すれば、双方にとって有益な経済協力メカニズムを形成できるはずだ」と述べた。これについて、王毅(ワン・イー)国務院台湾事務弁公室(国台弁)主任は「これまでで最高レベルの要人による、初の前向きな発言である」と補足、中国側の姿勢をアピールした。

馬総統は就任後、中国側に「外交休兵」(外交停戦)「台湾の国際社会における地位の向上」「短縮ルートによる直行航空便の開通」などと次々に要求を出しているが、中国側はそれらをほぼ全て容認するというこれまでには考えられなかった譲歩の姿勢をとっている。記事は、その背景について独立問題を先送りにし中台間の利益を優先した馬総統側の「正しい対本土政策」に対し、その努力を認めた中国側が条理にかなった姿勢で応えた結果と高く評価、両岸の平和的発展にも楽観的な見方を示した。(翻訳・編集/NN)

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