Record China 2008年12月21日(日) 12時27分
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20日、広東省東莞市で給与支払いを求める工場労働者と警察のにらみ合いが続いている。労働者側は警察が暴力を振るったと話すなど緊張が高まっている。写真は今年10月の東莞市。工場倒産により失業した労働者が職探し中。
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2008年12月20日、香港のインターネットテレビ局・nowブロードバンドテレビニュースは広東省東莞市で給与支払いを求める工場労働者と警察のにらみ合いが続いていると報じた。労働者側は警察に暴力を振るわれたと話すなど緊張が高まっている。英BBC放送(BBC)中国語サイトが伝えた。
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16日、東莞市東城区にある工場が操業停止となった。台湾籍の工場責任者は行方不明、日本のオーナーとの連絡もつかなくなったという。広東省には倒産企業従業員の未払い給与を政府が保障する制度があるが、市政府は10月以降の給与の60%までしか保障しないことを表明、労働者から不満を招いた。
18日、労働者らは市政府前でデモを行ったところ、阻止しようとした警官隊と衝突、負傷者が出た。19日、警察が工場を包囲する中、労働者らはバリケードを築き工場内に立て籠もった。また労働者のうち100人が工場外に出て「われわれには人権がない」などとシュプレヒコールをあげたところ警官隊と衝突、殴打されたという。
BBCは20日、東莞市公安局宣伝弁公室に電話取材をしたところ、公安職員はデモが発生したとは聞いていない、もちろん市政府幹部にも連絡はないと返答した。景気悪化が深刻化するなか、各地でデモやストライキが頻発している。失業者の急増や生活不安が社会の混乱、ひいては共産党政権への批判につながりかねない危険な状態となっている。(翻訳・編集/KT)
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