中国系移民が初の減少、差別問題が影響か―イタリア

Record China    2008年12月20日(土) 18時41分

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19日、国際移住機関などが行った調査で、07年にイタリアに移民した中国人が初めて減少に転じたことが分かった。写真はイタリア・ヴェネツィア。

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2008年12月19日、イタリアの中国語メディア「欧華聯合時報」の報道によると、国際移住機関(IOM)が中心となって行った調査で、イタリアに移民した中国人が07年に初めて減少に転じたことが分かった。中国新聞網が伝えた。

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調査は今年4〜11月にかけて実施されたもので、アンケートのほか中国人2500人への面談も行われた。その結果、イタリアに移民した中国人は03〜06年までの間に66%増加したにもかかわらず、06〜07年にかけては8%減となったことが分かった。

同国へ移民した中国人が初めて減少に転じたことに関し、調査の責任者は「原因は様々だが、イタリア人の中国人に対する差別問題が大きな影響を与えている」と分析している。

これ以外に調査では、教育状況、年齢、性別分布、出身地区などが明らかにされた。教育状況については、回答者の32%が「現地の大学に通学したことがある」とし、約30%が「イタリア語をスムーズに話せる」と答えた。

出身地区は浙江省が69%と圧倒的に多く、続いて福建省が15%となっている。平均年齢は約32歳、男性が51.4%、女性が48.3%とほぼ半々で、女性の39%は家族と生活している。また、男性の65%以上は仕事のために同国へ来ており、この結果から、男性が先に出国し、仕事が安定してから家族を呼んでいる傾向が読み取れるという。(翻訳・編集/HA)

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