インターネットが汚職を暴く重要な手段に―中国

Record China    2008年12月20日(土) 16時49分

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17日、長年にわたる汚職撲滅運動など、様々な対策が講じられているにもかかわらず汚職が絶えない中国で、「インターネット」が汚職を暴く重要な手段になってきているという。写真は6月に海南省で行われた反汚職展。

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2008年12月17日、ヴォイス・オブ・アメリカ(VOA)中国語サイトによると、中国政府が長年にわたり腐敗撲滅運動を続け、様々な措置を講じているにもかかわらず汚職は後を絶たないが、近年の中国では「インターネット」が汚職を暴く重要な手段になってきているという。

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中国青年報の報道によると、江蘇省徐州市泉山区委員会書記だった董鋒(ドン・フォン)は、08年7月6日夜、大学教員の王培榮(ワン・ペイロン)のネット上での告発によって汚職が公にされ、8日にはこれが徐州市紀律委員会の知るところとなり、翌日には董は停職処分、その翌々日には免職、さらに17日には党の徹底調査が行われることが決まった。同様に、ネットを通じて汚職が明るみとなった事件は他にいくつもあり、ネットが汚職を監視する役割も担うようになっている。

中国人民大学公共政策研究院の毛寿龍(マオ・ショウロン)教授は、インターネットの優位性について、これまでのように汚職の告発が下から上へと伝えられていくのと違い、社会全体へ一気に情報が知れ渡るという点で大きく異なり、また匿名性が高く情報提供者がタブーを恐れず汚職を公にすることができると話している。(翻訳・編集/岡田)

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