<漢字>繁体字を「世界遺産」に、申請に向け署名活動へ―台湾

Record China    2008年12月22日(月) 10時16分

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18日、台湾当局はこのほど、漢字の「繁体字」を世界文化遺産に申請するための準備として、来年春から世界各国の主要大学で署名運動を展開すると発表した。写真は北京国際報道センターの外壁に書かれた繁体字。

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2008年12月18日、台湾紙「聨合報」によると、台湾の劉兆玄(リウ・ジャオシュエン)行政院長はこのほど、漢字の繁体字を世界文化遺産に申請するための準備として、来年の春節(旧正月)後に官民一体の特別推進チームを結成し世界各国の主要大学で署名運動を展開すると発表した。4年以内の目標数達成を目指しているという。中国新聞網が伝えた。

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プロジェクトの責任者である曾志朗(ズン・ジーラン)政務委員は「中国本土では現在簡体字を使用しているが、繁体字そのものは2000〜3000年前の古書に由来する漢字であり、中国人の祖先が残した遺産であるため、中国の有名大学の賛同もとりつけられるはずだ」と話す。同委員はさらに、「漢字の正字体を使う日本の京都大学や慶応大学の賛同と支持も得られるだろう」と述べた。

世界文化遺産には「有形」と「無形」があるが、言語は「無形世界文化遺産」に属する。世界文化遺産に登録されるためには、「人類の創造的才能を表現する傑作」や「現存するまたは消滅した文化的伝統または文明の、唯一のまたは少なくとも稀な証拠」などの6つの登録基準のうち1つ以上を満たしていなければならない。(翻訳・編集/本郷)

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