<人権>「サハロフ賞」授賞式、中国の活動家は服役中で欠席―英メディア

Record China    2008年12月19日(金) 12時35分

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17日、欧州議会は、人権活動に貢献した人物や団体に贈られる「サハロフ賞」の授賞式を行った。受賞した中国の人権活動家、胡佳氏は政権転覆扇動罪で服役中のため、出席できなかった。写真は06年11月、北京で開かれた第1回「中国人権展」。

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2008年12月17日、欧州連合(EU)の欧州議会は、人権活動に貢献した人物や団体に贈られる「サハロフ賞」の授賞式を行った。受賞した中国の人権活動家、胡佳(フー・ジア)氏は政権転覆扇動罪で服役中のため、出席できなかった。英BBC放送の中国語版が伝えた。

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胡氏は中国の環境保護やエイズウイルス感染者の保護活動を精力的に行っていたが、昨年11月に欧州議会の人権委員会で証言したことから、中国当局に政権転覆扇動罪で起訴され、懲役3年6か月の判決を受けた。

欧州議会のペテリング議長は「胡氏は中国やチベットの声なき人々の代表だ」と述べ、「欧州は中国と良好な関係を維持したいが、人権問題は無視できない」と毅然とした態度を見せた。中国政府は胡氏の受賞に「中国の内政干渉」と強く反発している。

胡氏の代わりにビデオメッセージ寄せた妻の曾金燕(ゾン・ジンイエン)さんが「中国の言論の自由は、楽観的に考える要素が1つもない」と語ると、会場の議員は一斉に起立し1分間に及ぶ拍手を送った。胡氏には5万ユーロ(約630万円)の賞金が贈られたが、曾さんは「困難な状況にある人権活動家やその家族のために役立てたい」と語った。(翻訳・編集/NN)

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