サルコジ大統領がダライ・ラマと会談!仏にも批判と危機感―中国紙

Record China    2008年12月7日(日) 12時38分

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7日、中国の激しい反発の中、フランスのサルコジ大統領は6日、ポーランドのダグニスクでダライ・ラマ14世と会談を行った。写真は08年10月、北京で行われたヨーロッパ・アジア首脳会談でのサルコジ大統領。

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2008年12月7日、中国の激しい反発の中、フランスのサルコジ大統領は現地時間6日、ポーランドのダグニスクでダライ・ラマ14世と会談を行った。AFPの報道を「環球時報」が伝えた。

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会談に先駆けてサルコジ仏大統領は「世界は開放された中国を必要とし、中国も欧州を必要としている」とした上で、「会談について躊躇したことは全くない」と語っていた。

会談に関連し、フランス国内の一部メディアでも批判的な記事が掲載された。記事では、サルコジ大統領が今年8月、フランスを訪れる予定のダライ・ラマとの会談を回避(仏大統領府の発表ではダライ・ラマ側の理由)し、中国との関係修復を重視して北京五輪開会式へ参加した一方で、カーラ大統領夫人がダライ・ラマ主催の宗教儀式に参加した例を挙げ、「大統領は国内ではカーラ夫人に会談させ、今度は国外で自ら会談する。こうした姑息なやり方は、フランスの外交方針が一定しておらず、大統領の態度も前後が矛盾していると中国から見られる」と批判した。

別のメディアは「両者の会談は、両国間の緊張を高めるだけでなく、中国国民はすでに不満と怒りを爆発させており、今回のフランス製品ボイコットの呼びかけはかつてないほど強烈だ」と危機感を示した。

また、英BBCは北京でのインタビューとして「会談が行われたら2度とカルフールへは行かないし、フランス製品も買わない。われわれには中国人としての尊厳がある」との声を紹介している。(翻訳・編集/HA)

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