刑務所の管理コスト削減、高齢の受刑者2千人を仮釈放へ―四川省

Record China    2008年12月6日(土) 10時3分

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5日、四川省の刑務所では来年、管理コスト削減などのため約5000人いる高齢の受刑者のうち、2000人前後を仮釈放する予定だという。写真は07年、祝日に仮釈放された同省の受刑者。

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2008年12月5日、四川新聞網の報道によると、四川省の刑務所では来年、管理コスト削減などのため約5000人いる高齢の受刑者のうち、2000人前後を仮釈放する予定だという。

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四川省監獄管理局刑罰執行所の孫増(スン・ズン)所長は「管理コストの削減や人道的な見地から判断して、高齢者や病人または障害を持つ受刑者を仮釈放し、刑務所外での刑執行の継続を決定した」とし、「この計画は省公安局など関連部門の公布した規定に基づいて行うもので、現在約5000人いる高齢者のうち、来年は2000人前後の仮釈放を予定している」と語った。

受刑者は、日常の生活でも食事の時間以外はほとんどベッドで横になったままで、年齢や病気が原因で自分の身の回りの処理ができないため、世話役に任命された別の受刑者が補助している。また、刑務所外の専門医の診察が必要になる病人も発生し、病院への搬送や治療費もすべて刑務所側で対応しており、コストだけでなく労力面でも大きな負担となっているという。

なお、今回の計画を実施するにあたって、身の回りの世話をする家族などがいない受刑者のケースも想定されており、刑務所側で仮釈放前に現地の民政部門と連絡を取り、適切な処遇が受けられるよう手配をするとしている。(翻訳・編集/HA)

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