2008年11月16日、浙江省杭州市の地下鉄建設現場で前日に発生した大規模な陥没事故で、4人の死亡と17人の行方不明が確認された。新華社の報道。

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事故は15日午後3時ごろ(現地時間)、同市の風情大道にある地下鉄1号線建設現場で発生。突如、建設現場上方の道路が陥没し、通行車11台が呑みこまれた。陥没範囲は長さ100m、幅20m、最深20mに及んだ。事件発生当時、現場には作業員100人がいたと見られ、のみこまれた通行車に乗っていた市民らとともに50人以上が生き埋めとなった。なお、車両は16日明け方までにすべて引き上げられている。

現場では付近の民家3軒を取り壊し、1000人以上を動員して救出作業を急いでいる。事故発生後、陥没現場には水が流入し、夜を徹しての排水作業が進んでいたが、現在も水深2mほどの水が溜まっている。

同市の地下鉄工事は07年3月に着工。総資金約350億元(約4900億円)をかけた全長70kmの路線は、同省初の地下鉄として11年末開通予定。同市委員会と市政府は現在、市内すべての地下鉄建設現場で作業中止を命じている。事故原因については、依然調査中。(翻訳・編集/愛玉)