<金融危機>海外直接投資が3か月連続の減少、ホットマネーの流出続く―中国

Record China    2008年11月9日(日) 7時5分

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7日、海外直接投資が今年7月から9月まで3か月連続で減少したことが分かった。金融危機に伴い、ホットマネーが中国から流出する危険性が高まっている。写真は広東省で開催された中国最大の交易会・広州交易会。

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2008年11月7日、中国国家統計局の発表によると、海外直接投資(FDI)が今年7月から9月まで3か月連続で減少したことが明らかとなった。中国新聞社が伝えた。

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今年7月のFDIは83億ドル(約8130億円)、そこから8月の70億ドル(約6850億円)、9月の66億ドル(約6460億円)と3か月連続の減少となった。9月のFDIは08年最低を記録し、金融危機の影響がはっきりと現れる結果となった。

問題はそれだけではない。9月の貿易黒字は293億ドル(約2兆8700億円)、一方外貨準備高の増加額は214億ドル(約2兆1000億円)にとどまっているが、これはホットマネーの海外流出を示すものだという。概算によれば今年6月から9月までの4か月間で800億ドル(約7兆8300億円)もの資金が流出している。

これまで中国はホットマネーの流入が続き、インフレの要因の一つとも指摘されてきた。そのホットマネーが急激に流出すれば中国経済に大きな影響を与えることも予想される。国家外貨管理局、商務部、税関総署は今年7月に企業の対外債務登録を義務化、10月15日には対外債権登録も義務化し、資金の流出入の監視を強化している。(翻訳・編集/KT)

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