<中華経済>3大航空会社が経営資源を共同利用へ、コスト削減に期待―中国

Record China    2008年11月6日(木) 15時47分

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4日、中国3大航空会社の中国国際航空、中国東方航空、中国南方航空が、空港、空港設備、従業員など経営資源を共同利用することで合意したことが分かった。写真は08年、中国国際航空客室乗務員の研修風景。

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2008年11月5日、5日付香港・経済通によると、中国3大航空会社の中国国際航空中国東方航空中国南方航空が、空港、空港設備、従業員など経営資源を共同利用する。同3社は4日、広東省珠海市で開催中の中国国際宇宙航空博覧会の中で合意した。航空業界の冷え込みが厳しくなる中、コストを抑制させる狙いがあるほか、航空機の遅延防止の効果も期待される。

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中国国際航空の賀利副総裁によると、同3社が経営資源を共同利用することで、経営コストが1割削減できる見通し。

原油高によるコストの大幅増と米国に端を発した世界経済の低迷を受け、中国航空業界は経営が苦境に追い込まれている。同3社が先に発表した08年第3四半期(7−9月)決算はいずれも純損失を計上。中国南方航空の徐傑波CFO(最高財務責任者)はこのほど、政府補助金が支給されなければ、08年12月期本決算も純損失を計上するとの見通しを示した。

中国民航総局の李家祥局長は、「国内航空会社は提携関係を強め、世界経済の低迷による業界への影響を緩和させるべき」との考えを明らかにしている。(翻訳・編集/KS)

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