Record China 2008年11月5日(水) 23時4分
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1日、広東省東莞市で、大手靴製造工場が突然閉鎖され、社長が失踪するという事件が発生した。負債額はおよそ8000万元(約12億円)。約4000人の従業員は、一瞬にして職を失った。写真は中国製の靴。
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2008年11月1日、広東省東莞市で、大手靴製造工場が突然閉鎖され、社長が失踪するという事件が発生した。負債額はおよそ8000万元(約12億円)。約4000人の従業員は、一瞬にして職を失った。5日付で成都晩報が伝えた。
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閉鎖されたのは、東莞市長安鎮(村)にある靴工場「韋旭」。地元では老舗の靴工場で、14年間受注が途切れたことのない優良企業だった。ではなぜ今回のような事態になったのか。ある事情通によると、「維璽」と名乗る貿易会社が2か月前、「韋旭」に資本参加したいと申し出たが、10月31日になって突然それを撤回。数十足の靴が騙し取られる結果となった。また、「韋旭」の幹部の1人が「昨年末、上海の子会社が倒産し、最近はビジネスパートナーに5000万元(約7億5000万円)を持ち逃げされた」と話していることから、資金繰りが困っていたところに詐欺にあったことが倒産の引き金になったと見られている。
突然職を失った従業員の多くは、2〜3か月分の給与が未払いの状態。現地の居民委員会が4日、混乱を避けるため全額立て替えることになっている。東莞市では先月、大手玩具メーカー「合俊集団(スマートユニオン)」の工場2か所が突然閉鎖し、約6000人の従業員が失業したばかり。(翻訳・編集/NN)
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