2008年10月31日、北京市で、英中の科学者が協力した研究プロジェクト「気候変動が中国農業に与える影響」の報告会が開催された。気候変動が中国に与える影響は世界でも特に深刻で、食料生産の減少など悪影響が予測されるという。11月3日、新華社が伝えた。

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報告会では、今後20〜50年間の気候変動が与える主要農作物、農業用水、土地利用に関する予測が発表された。米、とうもろこしの生産量が減少、逆に小麦の生産量は増加する見通しとなった。総合的に見れば21世紀中に中国の穀物生産量、一人当たり穀物生産量はともに減少傾向に向かうという。

こうした気候変動の悪影響に加え、、中国の農民は劣悪な自然環境、水資源の不足、インフラの未整備、資金不足など多くの問題を抱えており、今後ますます厳しい状況に追い込まれるとの悲観的な予測が発表された。そのため中国の科学研究機関は気候変動への対応策研究をより一層進めるべきと報告会は提言している。（翻訳・編集/KT）