7階から1階まで崩れ落ちたベランダ―吉林省長春市

2006年9月8日の夜8時20分頃、吉林（きつりん）省長春（ちょうしゅん）市の濱河（ビンハー）住宅区で、512番棟の7階のベランダが1階まで崩れ落ちる事故が発生した。このため大量のコンクリートの塊やガラスの破片などで、幅5mの通路が完全に封鎖された。住民の話によると、このアパートに住み始めたのは1993年のことだが、ここ数年間ベランダが崩れ落ちる事故が相次いで発生しているという。512棟では春、515棟では夏の初めにそれぞれベランダが崩れる事故が起きていたが、今回のように7階から1階まで一気に崩れ落ちたのは初めてのことだという。いつもこの時間にベランダで洗濯をしている2階在住の李さん（40歳）も、落ちたベランダの下敷きになり死亡した。住宅区管理会は住民にベランダへ出ないよう呼びかける一方、事故の原因解明を急いでいる。

【その他の写真】