Record China 2008年11月3日(月) 12時53分
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1日、山東省青島市で有害物質メラミンが検出され不合格となった約8tの粉ミルクが、冬季用の「暖気」と呼ばれるスチーム暖房の熱源に生まれ変わる。石炭に混ぜて、一緒に燃やされるという。写真は、河北省の汚染粉ミルク廃棄現場。
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2008年11月1日、山東省青島市で有害物質メラミンが検出され不合格となった約8tの粉ミルクが、冬季用の「暖気」と呼ばれるスチーム暖房の熱源に生まれ変わることになった。石炭に混ぜて、一緒に燃やされるという。中国新聞網が伝えた。
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中国の北方では、冬季になると「暖気」と呼ばれるスチーム暖房が一斉に供給される。その熱源は石炭で、大部分を火力発電所が調達するが、今年は石炭価格の高騰や資金不足から多くの発電所の石炭確保が難航していると伝えられていた。
青島市の汚染粉ミルクは約8t。それら全てが石炭に混ぜられ、貴重な熱源に生まれ変わる。現地では、まさに「一石二鳥」と好評だ。同市工商局消保処の姜従可(ジアン・ツォンコー)処長は、「粉ミルクは燃焼すると二酸化炭素に分解されるので、環境汚染の心配もない。暖房用の熱源にすることは、非常に合理的な選択だ」と述べている。(翻訳・編集/NN)
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