Record China 2008年10月31日(金) 8時3分
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30日、最近中国のネット界で流されている「『メラミン添加でたんぱく質含有量アップ』を開発、推進したのは中国社会科学院」という噂を、同院が全面否定した。写真は9月に四川省の乳酸品メーカーに対して行われたメラミン検査。
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2008年10月30日、「メラミン添加でたんぱく質含有量アップを発見、全国に広めたのは中国社会科学院」「中国科学院の研究者が開発した『DH合成高たんぱく飼料添加剤』はメラミンそのもの」という噂が、最近の中国ネット界で頻繁に取りざたされている。当の中国社会科学院がこれを否定した。「北京晩報」が伝えた。
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30日午前、中国社会科学院の蒋協助(ジアン・シエジュー)報道官は記者会見を開き「メラミン混入事件発覚後、同院はただちに特別調査班を立ち上げ綿密な調査を行った結果、メラミン製たんぱく添加剤使用と中国科学院とは無関係であるとの確証を得た」と発表。この調査結果は国務院に報告されるという。
ネット上に最近書き込まれた「DH合成高たんぱく飼料添加剤」に関する紹介記事は、1999年7月30日に中国社会科学院研究生院応用科学研究所の高銀生(ガオ・インション)氏がネット上に掲載した広告をそのまま引用。そこには、「同研究所が有機窒素と触媒を利用して合成した高たんぱく剤であり、家畜用高たんぱく飼料の添加剤として開発。この添加剤の生産技術を1万元(約15万円)で指導する」との記述があることから、「これがメラミンだったのでは?」との疑問が生じていた。
これに対し同科学院は、「この広告に書かれた設備投資内容では、メラミン生産に必要な高温条件を満たすことは不可能」との理由で、「この添加剤とメラミンはまったくの無関係である」との結論に達したと主張。なお、同研究所は2001年に閉鎖されており、高氏は事務職員で科学技術の専門家ではないことも、事実として付け加えられた。(翻訳・編集/本郷)
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