<癌の村>5年間で14人死亡、水質汚染が原因か―広東省徐聞県

Record China    2008年10月31日(金) 7時0分

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29日、広東省湛江市徐聞県の「癌の村」が紹介された。この村では04年以降、村民およそ700人のうち14人が癌で死亡しているという。写真は河南省沈丘県の「癌の村」。

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2008年10月29日、広東省のニュースサイト「南方網」は、同省湛江市徐聞県の「癌の村」を紹介した。この村では04年以降、村民およそ700人のうち14人が癌で死亡している。

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「癌の村」と呼ばれるのは、徐聞県の後山渓村。のどかな自然が広がる静かな海辺の村だ。ここでは昔から「奇病」と呼ばれる病気が村民の間で恐れられてきた。村の幹部は、「04年に農村合作医療が導入されてから、やっと医者に診てもらえるようになった。それまでは、みな何の病気かわからないまま死んで行ったんだ」と話す。圧倒的に多いのは、肝臓癌と食道癌だ。

今年5月、村民の董盛秉(ドン・ションビン)さんが32mの井戸を掘ったところ、水は黄色く濁り悪臭を放っていた。董さんは直感的に「水に問題がある。飲んではいけない」と思ったという。その後、42mと24mの井戸も掘ったがやはり同じだった。村民は、癌の原因は「水質汚染」だと主張するが、原因はまだ特定されていない。

広東省は今年から、農村の飲料水安全プロジェクトをスタートさせた。飲料水に問題がある村に政府が補助金を出し、100m以上の深さの井戸を掘るというものだ。だが、省水利庁が発表した村のリストに後山渓村は入っていなかった。徐聞県衛生局の鄭燕霞(ジョン・イエンシア)局長は24日、「(癌の原因が)水質汚染であるとはまだ断定できない」とコメントしている。(翻訳・編集/NN)

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