Record China 2008年10月29日(水) 3時7分
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中国とロシアの間で長年問題になっていた国境線が確定され、西側半分が中国に返還された大ウスリー島周辺デルタ地帯の開発計画が、一部明らかになった。写真は大ウスリー島。
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2008年10月27日、黒龍江晨報によると、中国とロシアの間で長年問題になっていた国境線が確定され、西側半分が中国に返還された大ウスリー島(中国名:黒瞎子島)周辺のデルタ地帯を開発する計画が明らかになった。
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黒竜江省ジャムス市政府は省政府に対し、大ウスリー島一帯を中ロ国境貿易地区として開発する計画案を提出。計画では、中ロ双方が協力して経済貿易区や豊富な自然資源を売り物にしたエコツアー、隣接する中国東北部の工業地帯とロシア遠東地区の中継基地を設置するなどの案が盛り込まれている。
撫遠県委員会広報部によると、付近のジャムス市前進村と国境の撫遠県を結ぶ約100kmの鉄道敷設工事がまもなく正式に開始される予定で、ハルビン鉄道の北の終着点である前進村駅を起点として工事が行われる。開通は2年後の計画。さらに対岸のロシア鉄道と連結する予定になっているほか、国際線の離発着も可能な4C級空港の建設プロジェクトがすでに正式に計画されており、建設予定地の報告もまとまっているという。
さらに、3000トン級船舶の停泊所3か所と、5000トン級停泊所1か所を備える年間取扱量120万トンの港湾施設建設も計画されている。黒竜江省交通庁の審査を経て、工事が開始される予定になっており、大ウスリー島とロシアのハバロフスクを結ぶ貨客船航路を設置する計画もあるという。(翻訳・編集/岡田)
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