<中国幹部集団暴行>張銘清氏の訪問日程切り上げは「誤った判断」―台湾メディア

Record China    2008年10月25日(土) 11時48分

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23日、台湾を訪問していた海峡両岸関係協会の張銘清副会長が今月21日、台南市で野党民進党の市議らから暴行を受けた事件で、台湾メディアは連日激しい報道合戦を行っている。写真は22日、警備員に守られながら台湾を後にする張銘清氏。

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2008年10月23日、中国の海峡両岸関係協会副会長・張銘清(ジャン・ミンチン)氏が訪問中の台湾台南市で今月21日野党民進党の市議らから暴行を受けた事件について、大陸側の低調な報道と台湾メディアの過熱報道は対照的であると広東省の「南方周末」電子版が伝えた。同紙はこの事件に関する台湾メディアの見解をまとめて掲載した。

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最も多かった意見は、事件を未然に防ぐことができなかった馬英九(マー・インチウ)政権への非難である。「汚染粉ミルク事件で中国に対し優勢だった台湾の立場が一気に悪化した」という声や、これにより「陳雲林(チェン・ユンリン)海峡両岸関係協会会長の台湾訪問が延期あるいは中止になるのでは」という懸念の声も出ている。また今回の事件で台湾世論は、馬政権に台湾前総統の陳水扁氏の影響力を押さえ込む力がないと感じており、両岸関係は複雑で台湾の民主化も未熟だと痛感していることを伝えた。

被害にあった張銘清氏に対しては、「負傷しても台湾訪問を続ければ台湾当局に対する影響力と説得力がさらに強まったはず。治療のためそのまま台湾に残れば夫人を呼び寄せることもでき、そのほうが台湾メディアの大好きな人情味あふれる報道ができたのに」と残念がる声も。訪問日程を切り上げて早々に北京に戻った陳氏について「正直者だが、政治的駆け引きのできない人物」との批評も出ている。(翻訳・編集/本郷)

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