隠し倉庫「ヘビの巣」で、1.5tものヘビを発見―重慶市

重慶（じゅうけい）市渝中（ユウゾン）区の一角に住む人々は、最近家に帰りたがらない。ここ最近、毎日のように家でヘビが出るからだ。都市部の住宅地にヘビが出るのはおかしいと、市の警察が調査を開始した。2006年9月6日の午前、長江以北支局の人民警察隊が出動し、隠し倉庫の中にある「ヘビの巣」に侵入、コブラやシマヘビなど野生のヘビ計1527kgを押収した。これは重慶市の都市部で、これまでに押収された野生のヘビで最多という。警察官が倉庫に入ったとき、三十数平方メートルという小さな部屋の中は、3、4匹のヘビを詰めた袋で隅から隅まで埋め尽くされていた。午後1時ごろ、警察は押収したヘビを5台の車でいくつかの場所に分けて運び、野生に返した。ヘビの持ち主はその場で逮捕された。調査によると、野生のヘビの仕入れ先はその大部分が四川（しせん）省南部で、ヘビを買い付けた業者は、広東（かんとん）省の広州（こうしゅう）や深センなど、中国南部のレストランに売るという。

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