Record China 2008年10月23日(木) 15時29分
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21日、復旦大学の遺伝学者が男女の姓について、「男子は父親の姓を継ぎ、女子は母方の姓を継ぐべきだ」と唱えている。これにより、男尊女卑の考え方をなくすことができるとしている。写真は公園で遊ぶ母子ら。
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2008年10月21日、新聞午報によると、復旦大学の遺伝学者、盧大儒(ルー・ダールー)教授は男女の姓について、「男子は父親の姓を継ぎ、女子は母方の姓を継ぐべきだ」と唱えている。これにより男尊女卑の考え方をなくすことができ、男児を産めなければ家が断絶するという考え方を変えることができるとしている。
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現在、1970〜80年代に生まれたいわゆる「第一世代一人っ子」が結婚と出産の適齢期を迎えている。その子どもたちが父方・母方どちらの姓を名乗るかで家の断絶の問題につながるわけだ。こうした姓の問題を遺伝学の観点から見たのが同教授。「子どもは男女ともに父母の遺伝子を継いでいるのだから、どちらの姓を継いでもよい」のだと主張する。
さらに、人間の持つ23対の染色体のうち、性別を決定する性染色体の組合せで、男性はXYだが、女性はXXという形を取る。Y染色体は父親から継ぐものであるが、X染色体の方が子々孫々継承される確率が高い。そのため、「母方の染色体の貢献度は高い」とし、母方の姓が重視されてもよいと語る。
現在、中国の男女比は117対100と、圧倒的に男子が多い。内陸ではさらに大きな差があるという。家の継承は男子に限るという封建的な意識がなお強いためだ。しかし、遺伝学からの観点からみると、女性にも家を継ぐ権利があって然るべきだと盧教授は語る。(翻訳・編集/小坂)
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