国交エサの「恐喝外交」に共同歩調、中台が暗黙の「休戦」―中国紙

Record China    2008年10月22日(水) 10時52分

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20日、国交を餌に巨額の資金援助を求める「恐喝外交」を繰り返したナウル共和国のケースが、中台に教訓を与えたと中国紙が報じた。写真は6月、北京で行われた中台窓口機関による会談。

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2008年10月20日、新華社系「国際先駆導報」は、国交を餌に巨額の資金援助を受けるという「恐喝外交」を繰り返したナウル共和国の一件が、両岸(中国と台湾)に良い教訓を与えたと報じた。

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ナウル共和国は、今世紀に入って資源の枯渇が進み経済状況が悪化した。外国からの資金援助に頼りたい同国は02年、80年から毎年300億ドル(約3兆円)も貢いできた台湾と断交し中国と国交を樹立、巨額の援助を引き出した。だが今度は05年5月、再び台湾との国交を復活させ、中国と断交。台湾にも資金援助させるという“奇行”を繰り返している。

ところが同国は07年7月、追加援助を断られたことを理由に再び台湾との断交を宣言、中国への接近を図る。だが直後に前言を撤回し、台湾との国交復活を示唆する声明も発表。しかしこの間、水面下では何度も中国を訪れ「1つの中国」政策に支持を表明している。その一方で、台湾側とも「国交樹立に関するコミュニケ」に署名し、1300万ドル(約13億円)の資金援助を求めた。

記事は、この一件が両岸に「共同戦線」を張らせる良い教訓になったと分析。政治アナリストの間では、双方の「外交休戦」はすでに暗黙の了解だと言われている、と指摘した。(翻訳・編集/NN)

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