小中学生の8割が睡眠不足、学業負担が主な原因―天津市

Record China    2008年10月19日(日) 21時24分

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17日、保護者を対象に行ったアンケート調査で、天津市の小中学生8割以上が睡眠不足であることが分かった。写真は3月21日の「世界睡眠デー」を前に睡眠指導を受ける中国の子ども。

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2008年10月17日、天津市婦女連合会と家庭教育研究会がこのほど実施した調査で、天津市の小中学生の8割以上が睡眠不足であることが分かった。新華社が伝えた。

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調査は天津市の9つの区・県で小中学生の保護者1054人を対象にアンケート形式で行われた。中国では子どもの健康と衛生に関する条例で1日の睡眠時間を小学生10時間、中学生9時間と規定しているが、今回の調査で小学生の85.9%、中学生の85.1%が基準の睡眠時間を満たしていないことが分かった。平均睡眠時間は学齢前児童10.12時間、小学生8.63時間、中学生7.77時間で、睡眠時間が5〜6時間の小中学生は全体の1割以上に上った。

天津市家庭教育研究会の分析では睡眠不足の原因は主に3つあるという。第1に、学業の負担が大きいこと。学校にいる時間が長く、宿題が多いほか、保護者からの「圧力」も大きい。調査によると、保護者の49.3%が子どもを学校のほかにさらに学習班に通わせており、23.1%が学校以外の宿題を課し、16.8%が家庭教師をつけていた。

第2に、学習効率が悪いこと。多くの小中学生が遊びながら勉強しており、宿題にかかる時間が長いなど、時間を無駄にしているという。第3に、学校が家から遠いこと。調査によると、家から近い学校に通う子どもの平均睡眠時間は8.65時間、遠い学校に通う子どもは8.12時間だった。

同研究会は、保護者は学習と健康の関係を見直し、子どもの学習負担を軽減できる環境を整え、十分な睡眠時間を確保すべきだとしている。(翻訳・編集/汪葉月)

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