2008年10月8日、8日付香港・経済通によると、08年1−9月期の中国証券会社の手数料収入が前年同期比39．1％減の799億2000万元に落ち込んだ。年初から続く金融市場の軟調が証券会社の収益を直撃した形となった。

同期間、上海・深セン両証券取引所での売買代金は計26兆6400億元で、前年同期の43兆7700億元から39．1％減少した。ただ9月単月は、材料となる政策が打ち出されたことを背景にやや回復に向かい、両証券取引所での売買代金は前月比9．2％増の1兆6600億元。証券業界全体の平均手数料0．15％から計算すると、証券会社の手数料収入は49億8000万元と前月の45億6000万元を上回った。

1−8月の証券業界トップは国泰君安で、取引額ベースでみた市場シェアは7．01％。以下は銀河証券の6．23％、海通証券の4．74％、国信証券の4．29％、華泰証券の4．28％と続いた。上位5社による市場シェアは26．55％。市場シェアで計算した同5社の手数料収入は212億1900万元となる。（翻訳・編集/KS）