小中学生、3割にメンタルの乱れ―中国

Record China    2008年10月8日(水) 11時57分

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今月10日の「世界精神保健デー」に際し、小中高生の精神衛生に関する統計資料が発表された。32%が人間関係によるストレス、情緒不安定、学習環境への不適合などによりメンタル面に乱れがあるという。資料写真。

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2008年10月5日、今月10日の「世界精神保健デー」に際し、小中高生の精神衛生についての統計資料が衛生部門によって発表された。結果、国内の小中高生(17歳以下の未成年)中、3000万人に情緒傷害や行為障害の兆候があることがわかった。香港紙・文匯報の報道をニュースサイト・東方ネットが伝えた。

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現在、17歳以下の未成年の人口は3億4000万だが、統計はそのうち32%にあたる1億880万人が、人間関係によるストレス、情緒不安定、学習環境への不適合などによってメンタル面に乱れを来たしているとしている。また、3000万人が情緒傷害や行為障害の兆候があるとした。

専門家によると、若者の多くを占める「一人っ子」はメンタルヘルスに問題が出やすいという。旧式のしつけに縛られた家庭に育つ子は臆病で内向的、神経質に育つ傾向がある。また、逆に一家が子ども中心で、甘やかして育てると傲慢、利己的でゆがんだ性格に育つ危険がある。一家のひと粒種だからといって子どもを特別扱いせず、彼らの自立心や自主性を尊重することが子どもの健やかな成長には欠かせないと専門家は指摘している。(翻訳・編集/愛玉)

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