<政治汚職>前台湾総統、リベートや脱税で秘密口座に総額32億円

Record China    2008年10月4日(土) 17時29分

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3日、陳水扁前台湾総統の脱税と不正蓄財を調べている特捜部は、陳一族が海外の口座に10億台湾ドル(約32億円)にのぼる裏金を隠し持っていたことを突きとめた。写真は台湾の民主進歩党。

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2008年10月3日、新華社サイト「新華網」は台湾の「聨合報」の報道として、陳水扁(チェン・シュイビエン)前台湾総統とその家族のマネーロンダリング疑惑を捜査している最高検察署特捜部は、陳氏一族が海外秘密口座に総額10億台湾ドル(約32億円)にものぼる裏金を預けていたことを突きとめたと伝えた。

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特捜部の捜査で新たに明らかになったのは、陳水扁氏の息子の陳致中(チェン・ジージョン)氏とその妻が2人の名義でスイスの銀行に預けていた7億台湾ドル。これまでに判明している陳氏一族の海外口座を合わせると10億ドルを超える額に。

これらの不正に深く関わっていたのが蔡銘哲(ツァイ・ミンジャー)氏で、彼は現在その身柄を当局に拘留され接見禁止になっている。蔡氏は陳氏一族のマネーロンダリングを担当しており、多くの国と地域を経て個人あるいはペーパーカンパニーの名義で秘密口座を設立。そのほかにも海外の金融商品を購入するなどの手口で巨額の資産を隠していた。

蔡銘哲氏の姉、蔡美利(ツァイ・メイリー)女史は陳氏の呉淑珍(ウー・シュージェン)夫人と大学の同窓生で親友。このため蔡美利女史も陳氏のために口座名義貸しを行っていた。特捜部は陳氏一族の不正蓄財はまだ他にもあると見ており、さらに厳しく追求していく方針。(翻訳・編集/本郷)

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