雷に打たれた少年、砂に埋もれて生還を待つ―広東省中山市

Record China    2006年9月6日(水) 11時29分

拡大

息子が雷に撃たれて死んだが、両親は一縷の望みを託して民間療法を施し生還させようとしている。

(1 / 11 枚)

2006年9月4日。今年17歳になる丁濤忠(ティンタオチョン)君が、二十数時間砂の中に埋められたままでいる。前日9月3日の昼12時40分頃、濤忠君を雷が直撃した。すぐに広東(かんとん)省中山(ちゅうざん)市港口鎮(ガンコウツン)病院に運ばれたが、午後2時30分頃死亡が確認され、死亡診断書が発行された。しかし両親はその診断を信じることができず、砂に埋めて「自然放電」させるという民間療法で、奇跡の生還を試みた。父親の丁戸松(ティンフースン)さんは、「息子は多分死んでいる。でも生還するほんのささいな方法でもあれば、試みたい」と思い、砂を集めて息子を中に埋めたという。濤忠君の母親は隣に付き添い息子の名前を呼びながら、息子の頭部のハエや砂を払っている。死んだ子どもの生還を祈る両親の切なる願いには、科学的な死亡診断も勝てないようだ。

その他の写真

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携