Record China 2008年9月25日(木) 12時7分
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24日、南京大学の教授が「重要な問題は富める者への教育」という論文を発表。中国は改革開放政策で豊かになったが、欲望を充足させるためには何をしても良いという風潮も。資料写真。
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2008年9月24日、「中国青年報」は南京大学の潘知常(パン・ジーチャン)教授が書いた「重要な問題は富める者への教育」という題の論文を掲載した。
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それによると、改革開放から30年。私は講義や講演会で壇上から「一番好きな言葉は?」といつも同じ質問をするのだが、大多数が決まって「一部の人を先に豊かにしよう(譲一部分人先富起来)」と答える。確かにこの言葉は大きな影響を与え、一部の人は本当に豊かになった。
だが、豊かになった人の中には「衣食足りて礼節を知る」とはまったく逆に、「満ち足りて淫欲を思う」者が多いことも事実だ。愛人を囲い、1人っ子政策に違反し、ギャンブルに手を染め、マフィアと手を組む。
豊かになることは大事だが、まず人間として豊かになる教育が必要だろう。「富貴」という言葉があるが、「富」は理解できても「貴」を理解できない中国人は多い。「貴」とはすなわち「教養」や「品格」、「己を律すること」である。
世界第2位の大富豪は、310億ドルという巨額の財産をゲイツ基金に寄付した。中国人はどうか?大金持ちは財産をすべて子供に残そうと考えるばかりで、社会貢献などは思いもよらない。タイタニック号沈没で、欧州の上流社会の人々は我先に逃げ出したり、賄賂を贈って自分だけ助かろうとしただろうか?
1950年代に毛沢東が言った有名な言葉がある。「重要な問題は農民への教育だ」という彼の言葉を借りて、私は今「富める者への教育だ」と声を大にして叫びたい。(翻訳・編集/本郷)
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