2年後にIPv4枯渇、新規ユーザーのネット利用は不可能に―中国メディア

Record China    2008年9月22日(月) 11時29分

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21日、現在インターネットで利用されているIPアドレス枯渇まであと830日あまり。有効な対策を早急にとらねば、2年後には新規ユーザーはインターネット利用が不可能に。

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2008年9月21日、湖南省のニュースサイト「紅網」は世界的に問題になっているIPv4枯渇問題について取り上げ、そのひっ迫した状況に警鐘を鳴らし、中国国内の早急な対策を求めた。

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中国ネットワークインフォメーションセンター(CNNIC)は先に開催した「2008年IPアドレス資源検討会」において、現在使用されているIPv4アドレスの在庫はあと830日あまりで枯渇すると発表。対策をとらなければ、新規ユーザーはインターネット利用をできなくなると述べた。

CNNICはIPv4アドレス資源には限りがあり、現在までに80%が使用されていると説明。近年、中国の使用量は日本を抜き米国に次いで世界2位となった。米国ではすでにIPv6アドレスが開発されているが、中国の新規ユーザーにも将来IPv6アドレスを割り当てることになる。それにはインフラ整備に巨額の資金が必要となるため、今後も各地で検討会を開くとしている。

ちなみに日本ではこのIPv4枯渇問題を解決するため、総務省とインターネット通信関連の13団体が9月5日に「IPv4枯渇対応タスクフォース」を発足して業界全体に早急な対応を呼びかけている。(翻訳・編集/本郷)

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