<中華経済>モルガン、上海不動産の一部売却を検討―中国

Record China    2008年9月19日(金) 8時32分

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18日付広州日報は、「米モルガン・スタンレーが上海に保有する不動産の一部売却を検討中」と伝えた。モルガン・スタンレーは03年に上海不動産への投資に着手。同市の不動産価格に天井感が出てきたことを根拠に、「今が売りどき」と判断したようだ。

2008年9月18日、18日付広州日報は、「米モルガン・スタンレーが上海に保有する不動産の一部売却を検討中」と伝えた。モルガン・スタンレーは03年に上海不動産への投資に着手。同市の不動産価格に天井感が出てきたことを根拠に、「今が売りどき」と判断したようだ。

中国国家発展改革委員会が16日発表した8月の全国70都市の不動産販売価格は前月比0.1%下落。上海は前月比0.2%下落した。

モルガン・スタンレーはこのほど発表したリポートで、「中国の不動産市場は崩壊の可能性が存在する」と報告。不動産市況の悪化が続けば、国内の開発業者は銀行借り受けの返済が滞り、銀行にまで影響が拡大するとしている。

売却物件は、モルガン・スタンレーの上海で初の大型投資となった「新天地大厦」や、浦東新区のマンション「茂行世紀公園」などが有力視されている。また、上海で最も高いビル「上海環球金融中心(上海ワールド・ファイナンシャル・センター)」についても、出資比率を現在の9%にとどめ、追加投資しない方針を決めたという。(翻訳・編集/HI)

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