経営難の乳製品メーカー、メラミン混入事件が追い打ち―中国

Record China    2008年9月18日(木) 21時43分

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17日、中国新聞社は中国の粉ミルク生産企業の苦境を報じた。価格は高くとも安全面に配慮し外資系を選ぶ消費者が多いという。写真はスーパーの粉ミルク売り場。メラミン混入事件で一部製品が回収され、棚はがらがらになっている。

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2008年9月17日、中国新聞社は中国の粉ミルク市場で圧倒的シェアを誇る外資勢が値上げするとのうわさが広まっていることを報じた。一方でブランド力に劣る中国企業は安易に価格を上げることが出来ず原料高に苦しんでいる。

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原料となる生乳価格の上昇もあり、外資系各社が粉ミルクを値上げするとのうわさが広がっている。中国の粉ミルク市場はMead Johnsonが25%とトップシェア、以下2位のwyethの20%、3位のdumexの12%と続き、外資系の上位3社のシェアは50%超。外資系企業全体では70%のシェアを持ち、強い価格決定力を保有している。

一方、中国企業は安全面などで劣ると認知されており、価格は高くとも外資系生産を好む消費者が多いという。さらに先日発生したメラミン混入事件は再び中国メーカーの信用を傷つけるものとなり、経営への打撃が予想される。すでに多くの乳製品メーカーが経営難に苦しんでおり、資本で勝る外資系企業に買収される可能性も指摘されている。(翻訳・編集/KT)

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